インド伝承医学・アーユルヴェーダとの出会い

アーユルヴェーダ

こんにちは、レイです

今日も読んでくださりありがとうございます。

私(がん患者の家族)の書いた日記と父(患者本人)の書いた日記を元に、患者とその家族がどのように感じ、何を思い、どう行動したかの記録を綴っています。

何か皆さんの参考になれば嬉しいです

このブログは特定の療法や特定の医師、または宗教・思想などをお薦めするものではありません。
あくまでも、がんと向き合いながら、いろんな壁とぶつかり、いろんな思いを抱き、多くの選択を迫られ、様々に枝分かれしているように見える「道」を歩んできた、ごく普通のがん患者とその娘が「等身大の幸せを見つけた」記録です。

レイの日記

部分ではなく、全体を見る医学

私は当時、ヨガの講師をしていたこともあり、インド、それからインド伝承医学でもあるアーユルヴェーダと、数年前から縁がありました。
日々の体調管理に取り入れる程度でしたが、興味もありました。

アーユルヴェーダとはインドに古来から伝わる伝承医学で、現在の中医学やチベット医学、また日本の漢方などの元だともいわれます。

西洋医学が体の「部分」に注目するのに対し、「全体」をみる医学ともいえると思います。
アーユルヴェーダの三体質理論は、体のバランスを三つの要素ではかり、そのアンバランスさによって病を引き起こしていると考えます。

そしてすべての病は体の「サイン」であり、また対症療法だけではなく、その根本となってる生活習慣、生まれつきの体質、精神的な側面なども包含して考えるというものです。

そのアーユルヴェーダを、日本で真剣に勉強され、その素晴らしさを広めようとしている友人Kさんがいました。

今回の父の病の宣告、そして情報収集などをしていく中で、ふとその友人のことを思い出しました。

「彼女なら、私たちにはない、新しい視点を持っているかもしれない。」

私は彼女に早速メールを送り、その後電話でお話させていただきました。

親身になってくれる友人のありがたさ

Kさんは当時非常に多忙な生活を送っていたのですが、すぐに私の話を聴いて親身に動いてくれようとしました。
彼女は父親をがんで亡くしていました。
だからそのときの私の気持ちを痛いほど理解してくれたのです。

こういうときの周りの迅速な行動ほど、心強いものはありません。

患者の家族は、必死で動こうとしても、どうしても様々な情報や思いが錯綜してしまうもの。
そして動けなくなったり、冷静さを失った行動をとってしまいがちです。

そういう状況での周囲の的確な行動や協力ほど、元気付けてくれるものはないのです。

ただ、聞いてくれるだけでも、ただ寄り添ってくれるだけでも、うれしい。
何か行動してくれたり、時には適切な言葉によってアドヴァイスをしてくれるのもうれしい。

そんな経験から、私も今後同じような境遇に立たされた人を見たときには、すぐに自分の時間やエネルギーの如何に関わらず、手を差し伸べ、自分の足で何かできる行動をしようと強く思いました。

私に惜しみなく時間と心を差し出してくれた彼女に、今の現状を話すことにしました。
彼女は大阪在住、わたしは横浜でしたので、メール・電話での連日の心強いやりとりが始まったのです。

つづく

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