こんにちは、レイです
今日も読んでくださりありがとうございます。
2000年夏、8月の暑い日、その出来事は起こりました。
仕事中にかかってきた、父からの一本の電話。
「残念ながら、悪性だったよ。」
当時の所見は、胃がんステージ3。転移の可能性のある浸潤性のがんでした。
宣告を受けた日のショック、心に広がった無言の不安感は今でもはっきりと思い出すことができます。
海外生活が長く若い頃からほとんど家にいることのなかった私が、自分の人生のことだけで一生懸命だった私が、父と寄り添い、そして多くの時間や心を共にし、生きることになったのです。
このブログで伝えたいこと
このブログでは、
- 治療方針の検討
- 代替療法や民間療法の体験談
- 抗がん剤についての考察
- 患者を支える家族の思い
- 患者本人の思い
- 社会(仕事)との付き合い方
- インドへの2回の旅(アーユルヴェーダ体験や、バラナシへの旅)
- 死生観を含む人生観がどう変わったか
などについて、お話ししたいと思います。
このブログが、
ある特定の治療法や、考え方を勧めたり、押し付けるものではあってはいけないと思っています。
またそのつもりもありません。
正解は、人の数だけあり、自分で感じ、知り、考え、選択することが何よりも大切だということを伝えています。
私たち自身、多くの体験談や書籍、また専門家のお話を聴きながら、ずっと自分たちで考え続けました。
そのことが一番大切だったと、今ははっきりと言えます。
忘れられない1日から、新しい人生を歩む
宣告の日、それは忘れられない一日。
家族の平穏な毎日に突然落ちた雷のような日。
それから約11年経った今、私にとっても父にとっても、それは悲しみの始まりではなく、多くのことを学び育ててゆくことができるきっかけの出来事であった――と心から思います。
がんは今や二人に一人の病。
これが同じような境遇を味わっている誰かの、小さな支えになれば幸いです。
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